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足場は種類があり現場の状況に合わせる

2021/06/25

 

足場は建設など、さまざまな工事現場で役立てられています。

作業の効率を高めるため、安全のために必要不可欠な存在ですが、

同じように見えても種類があり、現場によって使い分けられるのが基本です。

 

 

高層階の建物には枠組み足場

足場は種類がありそれぞれに特徴がありますが、

最も一般的で浸透しているのが枠組み足場です。

部材には鋼管を溶接してつくられた建枠が使われ、

ジョイントやジャッキ型、ベース金具や筋交い、

鋼製布板を組み合わせ設置されていきます。

メリットは軽量であること、強度の高さです。

安定感もあるため高層階の建物でもよく利用されています。

また、解体や組み立てが簡単で、設置の際に長い時間を費やさないのも利点です。

 

 

低層階から中層階の建物にはくさび式足場

複雑な形状の建物に向いているのがくさび式足場で、

くさびという金具をハンマーで組み立て設置されていきます。

ハンマーを使うために大きな音が出るのがデメリットですが、

比較的リーズナブルでコストを抑えられるのがメリットです。

枠組み足場ほどの安定性はないので高層階で使われることはほとんどありません。

主に低層マンションや一般住宅で使用されていますが、中層階の建物にも対応できます。

組み立てや解体も比較的簡単です。

 

 

狭いスペースには単管足場

単管足場は単管と呼ばれる鋼管が使われ、クランプという金具を接続し、

さらにボルトで固定して組み立てられます。

パイプの上で作業をおこなうために、バランスが要です。

また、より高い慎重さが求められます。

組み立てや解体に手間がかかるので、スピードを重視する現場では向いていませんが、

狭いスペースで設置できるのがメリットです。

下から足場が設置できない現場では、吊り下げ足場が応用されます。

主に橋梁やプラントなどで利用され、リスクが高くなるためにより細かい点検が必要です。

そしてもう1つが移動式の足場です。

下部に車両がついているのが特徴で、作業が必要な場所まで移動できます。

主に使われるのは天井など高い場所の作業です。

乗人がいる最中は移動できない、脚立を使用してはならないなど細かいルールもあります。

 

 

工事現場では、仕上がりの効率を良くするため、

職人のケガのリスクを回避するために足場が設置されます。

高層階の建物には枠組み足場、低層マンションや住宅、中層階の建物にはくさび足場、

狭いスペースには単管足場というように状況に合わせて設置されるのが一般的です。

また、橋梁やプラントのように足場が設置できない現場では吊り下げ足場、

天井など高い場所で作業する際は移動式足場が適切です。

 

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