ー足場の組立てに要する日数と足場費用が高くなりやすいケースとはー

外壁工事では足場の設置が必要となります。

足場の設置の際には車両の通行や組立てる際の音が発生するため、足場の組立てや解体にどれくらいの日数を要するのか気になる方もいらっしゃるでしょう。

そこで、足場の組立て、解体にかかる日数と、足場料金が高くなる可能性のあるケースについて解説します。

足場の組立てに要する日数

足場の組立てにかかる日数は一般的な戸建て住宅の場合1日です。

20～30坪の住宅であれば2～3名の足場作業員で8時間程度で設置が完了します。

足場作業はたいていの場合、早朝から始まります。

朝から始めて夕方には完了すると考えておくと良いでしょう。

ただし、作業途中で悪天候になったり、建物の規模や形状によっては足場の設置が2日間にわたることもあります。

足場の解体に要する日数

足場の解体に要する日数は約半日です。

作業時間はおよそ3～4時間となります。

足場の設置費用が高くなりがちなケース

外壁塗装工事では足場費用が占める割合が大きく、全体の費用のおよそ20%を占めるとされています。

足場設置費用の相場は、建物によりますが、1㎡あたり600～1,000円前後、これに飛散防止ネットの費用200～500円が加算され、30～335坪の住宅で18～23万円となります。

ただし、足場費用が相場よりも高くなるケースもあります。

次に該当する場合は足場費用が高くなる傾向がありますので、事前に知っておくと安心です。

3階建て以上

3階建て以上の建物に足場を組む場合は1㎡あたり200～300円程度高くなる傾向があります。

足場も高層になり、安全確保のための措置が必要になるためです。

足場が組みにくい場所

隣家との境界が狭い場所や切り立った高い場所に立地する住宅の場合は足場費用が数万円高くなるケースがあります。

また、狭小地でトラックが家の前まで入っていけない場合、運搬コストがかかることから足場費用が高くなる場合があります。

道路許可・占有許可が必要な場所

足場が敷地外にはみ出す場合などには、道路使用許可や道路占有許可が必要な場合があります。

この場合、申請にかかる費用が上乗せされることとなり、足場費用が高くなります。

事前に組立てに要する日数や足場費用を確認しておくと安心

外壁塗装を依頼する際は足場の設置が必要になります。

そのとき、見積書で足場費用を確認しておくこと、工事工程表で足場の設置は1日で済むのかを確認しておきましょう。

また、足場設置や外壁塗装に関して不明点がある場合は、業者に質問して疑問を解消しておくと安心です。