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TOP / 新着情報 / 防水工事の種類で変わってくる耐久性
建物に防水工事を行うと、雨水などの浸水を防ぐ効果が得られます。ただしこの防水工事の効果には限りがあり、定期的に工事が必要です。防水工事の種類で、それぞれに特徴や耐久性の高さが分かっていると、工事が必要な時の有力な判断材料になります。
防水工事の耐久性能を考えた場合、最も高い耐久性を発揮できるのがアスファルト防水です。アスファルトは一度硬化すると、長年に渡り長持ちする耐久性を持ちます。アスファルト防水の耐用年数は最長で20年にもおよび、一度施工すればほとんどメンテナンスの手間がかかりません。しかしながら、施工時にアスファルト特有の臭いがするなどの問題もあり、必ずしも全てにおいて優れているわけではありません。また施工方法が不完全であると、たとえアスファルト防水工事であっても浸水を引き起こす可能性は残ります。このことからアスファルト防水工事に耐久性があるからといっても、計画通り正確に施工が行われているかどうか十分な検査が不可欠です。
防水工事の中で比較的耐久性が高いのが、シート工法による防水工事です。シート工法は防水性を持つゴムや塩化ビニルなどのシートを用いるのが特徴であり、耐用年数はおよそ10年から12年程度です。シート工法では工期が短くまたコストも安く抑えられるため、防水工事ではよく採用されます。シートを用いた防水の場合、シート部分のヒビ割れや破れに注意が必要です。シートへの衝撃やあるいは鳥害の影響により、通常であれば耐久性が十分にあるシートでも、破れが生じる可能性があります。またシートが強い紫外線に晒され続けると、ゴムや塩化ビニルの素材が硬化を起こしヒビ割れ部分から浸水するケースもあり、定期点検を行った方が安心です。
防水が必要な部分が複雑な形状な場合、ウレタン防水による工事が有効です。液状のウレタン剤で防水施工を行うため、他の防水工事では難しいような形状の箇所であっても防水に効果があります。またウレタンは軽量な素材であるため、建物に重量の負担をかけないのもメリットの一つです。このウレタン防水工事の耐用年数は、およそ10年から12年です。またウレタンが持つ本来の耐久性を維持するには、5年を目安に定期的なメンテナンスを要します。メンテナンスの内容としては、ウレタンで防水した部位に対してトップコートを施工し、劣化から保護を行います。多少の維持管理の手間はかかるものの、劣化に伴う浸水を予防するためには必要な作業です。
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