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TOP / 新着情報 / ー「ビケ足場」とは?ビティ足場との違い・特徴・設置基準ー
足場にはいくつかの種類があり、そのなかに「ビケ足場」と呼ばれる足場があります。
ここでは、ビケ足場とはどのような足場か、ビティ足場との違い、設置基準について解説します。
ビケ足場は株式会社ダイサンが開発したくさび緊結式足場(くさび式足場)の商品名です。
1980年に日本初のくさび式足場として開発され、建設業界に大きなインパクトを与え、急速に普及したことから、くさび式足場全般を「ビケ足場」と呼ぶことがあります。
ビケ足場と間違われやすいものに「ビティ足場」があります。
ビティ足場は枠組足場のことで、主に中高層建築用に使用される足場です。
名前は似ていますがまったく異なる足場ですので注意が必要です。
ビケ足場はくさび式足場の設置基準に基づき、設置します。
くさび式足場の作業床の最大積載荷重は、以下の表に示された値以下であることとされています。
梁間方向の支柱間隔 | 1層1スパンの積載荷重 | 1スパンの積載荷重の合計 |
400mm以上900mm未満 | 200kg | 400kg |
900mm以上 (連続スパン載荷の場合) |
250kg | 500kg |
900mm (1スパンおき載荷の場合) |
400kg | 800kg |
また、最大積載荷重は床付き布枠、緊結部付床付き布枠の許容積載荷重を超えないこと、梁枠で構成された開口部上方の足場の全積載荷重は800kg以下とすること、足場には最大積載荷重を表示すること、が定められています。
足場の組立て・解体または変更等の作業にかかる墜落防止措置として、高さ2m以上の構造の足場では作業床の幅は、困難なときを除き40cm以上とすることが定められています。
また、床材と建地の隙間は12cm未満とすることが定められています。
厚生労働省は足場の組立て・解体の際には手すり先行工法を推奨しています。
手すり先行工法は足場の組立ての際、作業床を取り付ける前に、手すり、中さん、幅木を先行して設置する工法です。
解体の際には最上部の作業床を取り外すまで、手すり、中さん、幅木を残置しておきます。
この方法で組立て・解体を行うことで、常に手すり、中さん、幅木が設置された状態で作業ができ、足場からの墜落事故防止につながります。
ビケ足場とはくさび式足場のことで、施工性の良さや複雑な形状の建物にも対応できる柔軟さから、住宅の外壁工事などを中心に幅広く活用されています。
ビケ足場はくさび式足場の設置基準に応じて設置することが求められており、最新の設置基準に対応した作業をする必要があります。
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