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防水機能が低下すると家はどうなる?②


 

クラック、コーキングの亀裂が大きくなる

ヒビ等を補修せずに放置しておくと、どんどんとヒビが大きくなります。
虫歯と同じで、放っておいて治るという事はありません。
放っておけばおくほどどんどん酷くなると考えましょう。
 

ここまでの流れが前回塗装したときよりも10年以内に起こります。
新築であれば、塗料にもよりますが7年ほどで起こるとお考えください。
 

この時にすぐに外壁塗装、屋根塗装のリフォームを行っておけば、被害は最小限で済みます。
2階建ての一般的な邸宅なら、良い塗料を選んだとしても60~90万円ほどで済ませる事が可能です。
 

内部の防水材、防水シートにまで水が到達

大きくなったクラック、コーキングなどを予算等の関係で補修しない場合は、
外壁や屋根の内部にまで水が浸入し、中の防水シートにまで達してしまいます。
もちろんこの段階までに行かなくても水は防水シートに浸入していますが、
その勢いがさらに強くなると考えてください。
 

もちろん、防水材、防水シートに関しては、
水を防ぐ為にある物なので、水を寄せ付けないようにはなっています。
それ故、この段階で放っておいたとしても、すぐには影響は出ないものと思われます。
基本的には防水シート上で水は止まるようになっています。
ただ、もちろん防水シートにも隙間はありますので、
その隙間からさらに内部に水が浸入する可能性は大いにあります。
 

水が浸入して内部から劣化

防水シートもいつまでも防水してくれるわけではありません。
必ず年月を重ねる度に劣化していきます。
しかも防水シートの内側は木や、コンクリートもどんどん劣化していきます。
 

外壁の大きなキズから水が入った場合は、
様々な所から水が浸入してきますので、防水シートだけでは水にあらがうことが出来ません。
結露、湿気が発生し、防水シートの内側にある鉄骨、コンクリート、木がどんどん劣化していきます。
 

10年以上の長い年月をかけて、少しずつの水や汚れなどで内側はどんどん劣化していると考えましょう。
この段階まで来ると、外壁の防水能力はほとんどなくなっています。
 

木や鉄が何も濡れない環境であれば数十年持つのですが、
雨水や微生物、化学反応などの影響で寿命はどんどん短くなってしまうのです。
 

家の土台や基礎部分まで劣化

それでもまだ何もしないと、今度は家の土台部分や、基礎の部分にも劣化の影響が出てきてしまいます。
家は、木か鉄かコンクリートのどれかは必ず使われているので、劣化していくことになります。
 

もちろん、雨水や湿気などがなくても劣化はするものなのですが、
大きく上回るスピードで劣化していくのです。
ここまで来ると、ちょっとした地震、台風などの影響で、家は崩れてしまうかもしれません。
放っておくことで危なくて住むことが出来ないレベルにまで到達してしまうのです。