外壁塗装は建物を維持するために必要なメンテナンスです。
とは言え、住宅のイメージチェンジの要素も大きいリフォーム工事です。
一定のコストが掛かるのならば、おしゃれな外観にしてみることも付加価値の一つとなります。
▷まず施工後の家屋のイメージを持つことから始めます
おしゃれなカラーリングで外壁塗装をしたい場合に塗料の色を選択する前に知って置きたいことがあります。
外壁塗装を依頼する業者が持参する塗料のカラーサンプルを参考にしますが、カラーリングのバリエーションが豊かで迷いがちになります。
まず外壁の色をおしゃれにしたいと決めた時点で、自分が望む家屋のイメージ作りをして置くと選択しやすくなります。
街中で見た素敵なお宅を参考にしたり、ネットなどでカラフルな住宅を見ることなどもイメージを膨らませる方法です。
ただし考慮すべきなのは、塗料の色だけでなく外壁塗装をする家屋との相性です。
例えば純和風の家にピンクの外壁はかなり奇抜になります。
洋風の家ならばマッチしそうなカラーですが、例えばサッシの色が黒である場合はどうでしょうか。
理想だけでは無く家屋そのものの雰囲気や使用されている建材の種類、家屋の建つ街並みの風景などを含めて選択することが初歩とされます。
▷色見本だけではイメージし難い塗料の色選び
おしゃれな外壁塗装をするために業者に見せて貰うカラーサンプルですが、ひとつひとつの色が数センチのとても小さな紙に印刷されているのが一般的です。
知っておきたいのは、小さな色見本のイメージよりも外壁へ実際に塗装をした場合ではうすく明るい色に見えるということです。
小さな物よりも大きな物の方が人の目にはうすい色に見えることが理由です。
また例えばグリーン系にしたいと事前に決めていても、グリーンひとつでもかなりのバリエーションがあります。
彩度や明度が違う色や、赤味や青味の強い色では全くイメージが異なります。
なるべく自分のイメージに合った色選びをするために、幾つかの色をチョイスして外壁の基材に似た大きめのボードへ実際に塗料を塗ったサンプルを業者に制作して貰うことで最終的な色を決定することが勧められます。
▷実際に外壁に合わせて色を決める
業者に依頼して作成した大きなカラーサンプルが仕上がったら、まず実際に外壁塗装をする家屋の外へ出てサンプルを確認します。
外壁にサンプルを実際に合わせてみることで仕上がりのイメージが想像しやすくなります。
また太陽光によっても見え方が違ってくるので、朝昼夕方と様々な時間帯に確認することもおしゃれな外壁塗装を成功させるために必要です。
時間があれば天候の違う日に見ると更に良いです。
外壁塗装のリフォームは一度施工してしまうと塗り直しが一般的には出来ません。
特にカラフルな色を選ぶのであればかなりの拘りを持って選択に当たって下さい。
紙に印刷されたカラーサンプルやモニターでのカラーシミュレーションのみでは紙の種類やディスプレイの明るさなどで実際に作る塗料とは印象が異なります。
業者と上手に連携して、後悔しない外壁塗装をすることが大切です。