足場で粉塵や汚れの飛散や落下物の落下を防止してくれるのがメッシュシートです。
足場工事を施工する場合に、用意することの多いメッシュシートですが、
規格によって選び方を間違えると、足場に合わないことも少なくありません。
今回は、足場のメッシュシートの規格で注意したいポイントについてまとめました。
足場のメッシュシートには規格がある
足場のメッシュシートには規格があります。
最も代表的なものとして挙げられるのがサイズの規格です。
特に足場がメートル規格のものなのか、インチ規格のものなのかを調べて、
その規格に合ったものを選ぶ必要があります。
インチとメートルで最大でも10センチに満たない、わずかな違いではあるのですが、
インチ規格の足場にメートル規格のメッシュシートをつけようとしても隙間ができてしまいます。
隙間ができるとメッシュシートが機能しないため、意味がありません。
インチとメートルの違いは、足場工事に携わっている方は、
まず間違えることはないような、規格の間違いに感じられます。
しかし、急いでいるときやとっさに注文を入れるようなときに
間違いに気づかないこともまれにあります。
また、レンタルなどで利用した足場が
普段使わないインチ規格だったというケースでも起こりうるでしょう。
このようにインチかメーターかをあらかじめ知っておくことが重要です。
規格以外にも注意したい足場のメッシュシート
足場のメッシュシートは、サイズ以外の規格として生地質量(g/㎡)や網目の大きさ(mm)、
引張強さ(kN)なども知っておくことが重要です。
メッシュシートの性能を示すものでもあるので、これらの数字を把握しておくことで、
風に強いものなのかどうかといったデータも得られます。
また、カラーも重要でグレーをはじめ、黒、白、ブルー、グリーンなど
現場の環境にマッチしたカラーを選ぶのも重要です。
こういったサイズ以外のポイントにも注意しながら、メッシュシートを発注したいものです。
まとめ
今回は、足場のメッシュシートの規格で注意したいポイントについてご紹介しました。
足場工事に必要な器具としてメッシュシートがあります。
インチとメーターとで規格が異なり、サイズも若干異なりますが、
足場に付けたときに適合しないことが生じます。
そのため、あらかじめ単位には気を付けることが重要といえるでしょう。
また、カラーや強さ、網の目の大きさなどの数値もあらかじめ把握しておくことで、
より安全で快適な施工が可能です。