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仮設計画に伴い実施すること

仮設工事は総合仮設計画図を元に行いますが、仮設計画図の作図に先立って実施すべきことがあります。

それが、建設敷地の調査業務です。

地盤調査は設計段階で行われることもありますが、その場合も必要に応じて着工後に追加調査を行います。

その結果に基づいて地盤改良を行います。

敷地内の埋設物調査や前面道路の埋設配管の調査も実施します。

測量を行い、敷地境界も明確にします。

敷地の状況によっては、資材置き場や現場事務所設置のために近隣の空き地を借用したり、

足場設置の為に隣地の敷地を借りる必要が出てきます。

そのような借地の交渉も、現場監督が行います。

近隣の家屋の現状調査を行うことで、工事の影響による近隣家屋の沈下や飛散等による損壊が

生じることのないよう対策を行うこともできます。

前面道路の幅や位置、路上の障害物についても確認しておきます。

交通量や道路使用許可についても確認が必要です。

着工の挨拶や説明等近隣対応や、電力会社や水道事業者への申請もこのタイミングで行います。
 

仮設工事の流れについて

仮設工事がどのような流れで行われるのか、見ていきましょう。

まずは前項で説明した現地調査を行い、敷地や道路・近隣の状況が把握できた所で総合仮設計画図を作成します。

その総合仮設計画図に従って、現場事務所や仮囲い・ゲート等の設置を行います。

仮囲いが出来たら、工事看板を設置します。

ここまでが共通仮設工事で、この後は工事を進める中で直接仮設工事も同時に進行していきます。

整地がされたら、発注者や設計者の立ち会いのもと建物の位置を定めて縄張りをします。

地鎮祭は縄張りの後で行い、その後、水盛り・遣り方によって建物の位置を明確にします。

そして、杭打ち・掘削とそれに伴う山留め工事。

地下躯体工事に先立って墨出しが行われます。

地下コンクリートの打設が終わったら、地上階の躯体工事に入ります。

ここで総合仮設計画図に従って足場や構台が組まれ、安全ネットが張られます。

揚重機もこの段階で搬入されます。

建て方が終わると構台は撤去されます。

躯体工事が終わり、外装工事が完了したら、外部足場を上から順に解体していきます。

解体しながら、足場を建物に固定するための足場つなぎの跡も補修していきます。

工事が完了したら、仮囲いや現場事務所を解体・撤去し、清掃を行います。