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足場の日常点検は誰が行う?必要な資格と足場点検表の入手方法

足場は安全性を確保するため、足場事業者と元受け事業主による日常点検が必要です。

点検は十分な知識と経験を有する有資格者が行い、結果は足場点検表に記録し、足場作業が終了するまでの間は保管しなければなりません。

 

この記事では足場点検表の入手の仕方や足場点検者に必要な資格について解説します。

 

足場の点検義務は元請け事業主にもある

足場の日常点検は足場事業者だけでなく、注文者(元受け事業主)も行わなければなりません。

足場事業者、注文主ともに日常点検の結果は点検表に記録し、足場作業が終了するまでの期間保存する必要があります。

 

足場の点検を怠ると足場の安全性を確保できないだけでなく罰則の対象となりますので、漏れなく点検を行う必要があります。

 

足場点検表の入手方法

では、足場点検表はどこで手に入るのでしょうか。

足場点検表は厚生労働省のホームページからダウンロードできます。

「足場自主点検表」という点検表がありますのでダウンロードして利用すると便利です。

 

ただし、枠組み足場やくさび緊結式足場、単管足場など種類により確認事項が変わる部分もありますので、ダウンロードした「足場自主点検表」をもとに必要に応じて内容変更したものを使用し日常点検を行います。

 

足場点検者に必要な資格

足場の点検は「十分な知識・経験」を有しているものが行います。

「十分な知識・経験」とは以下の資格保有者が該当します。

 

・「足場の組立等作業主任者能力向上教育」修了者

・「労働安全衛生コンサルタント(土木・建築)」有資格者

・「計画作成参画者」有資格者

・「仮設安全監理者」有資格者

・「施工管理者等のための足場点検実務者研修」修了者

 

日常点検はその足場作業に携わっていない第三者が行う必要があります。

そのため、社内での資格取得者の人員確保も重要な課題となり、資格取得のサポートなどの取り組みが必要です。

 

資格を積極的に取得し、点検者としてのキャリアも広げましょう

足場は法令で定められたルールに従い、日常点検をし、問題があれば速やかに補修する必要があります。

足場の点検には一定の資格が必要ですので、資格を取得することで足場の点検業務も担当できるようになり、キャリアアップにつながります。

 

足場点検者として認められる資格にはいくつか種類がありますので、将来の仕事の仕方も考えて挑戦する資格を決めると良いでしょう。

まだ受験資格がないという方も、今から少しずつ準備を始めておくと安心です。