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TOP / 新着情報 / 足場用アンカーとは?壁つなぎの取り付け間隔とアンカーの施工方法
足場用アンカーは足場を壁つなぎで固定する際にコンクリートに埋め込んで使用するボルトのことです。
外壁と足場を壁つなぎで固定することは、足場の転倒や変形を防ぐためにも重要な措置です。
この記事では足場用アンカーとは何か、壁つなぎの取り付け間隔とアンカーの施工方法をご紹介します。
足場の倒壊や変形を防ぐために外壁と足場を壁つなぎ専用金具で繋ぎますが、壁つなぎと外壁のコンクリートを固定する部材がアンカーです。
アンカーは種類が多く、鉄、ナイロン、ステンレス、鋼材など、重さや耐力によりバリエーションがあり、建造物の材質や使用目的により、適切なものを選ぶ必要があります。
労働安全衛生規則では、単管足場、くさび式足場の壁つなぎの間隔は垂直方向5.0m以下、水平方向5.5m以下の間隔としています。
枠組足場の間隔は垂直方向9m以下、水平方向8m以下となっています。
なお、枠幅600mm未満の簡易枠組足場については、垂直、水平方向共に5.5m以下です。
壁つなぎを取り付けるにはあらかじめコンクリートにアンカーを打ち込む必要があります。
アンカーの施工方法には「埋込式」と「打込式」の2種類があります。
埋込式は従来から行われている一般的なアンカーの設置方法です。
アンカーを強く固定でき、高い安全性があります。
しかし、施工に技術が必要で埋込式が施工可能な業者が限られています。
打込式は、施工アンカーとも呼ばれ、コンクリートの基盤を造り、適正な強度になったことを確認してからアンカーを打ち込みます。
下穴を開けたあと、コンクリートドリルで既定の深さの穴を開け、切粉を取り除きます。
部分組み足場の端部やスパンが長くなる場合、壁つなぎが取れない場合は「やらず」を設置します。
やらずは控えとも言い、足場が倒壊しないように地面から足場に向けて単管等で斜め方向に入れる補強柱のことで、塗装工事のくさび式足場で作られるアウトリガーに近いものです。
足場は倒壊や転倒などの事故の発生があとを絶ちません。
足場の倒壊を防ぐために壁つなぎの設置が義務付けられています。
壁つなぎは建物に穴が開くため、敬遠されることもありますが、壁つなぎなしの倒壊防止措置は倒壊対策費が高額になる場合もあります。
壁つなぎは敷地も取らず合理的な措置となりますので、足場の安全のために設置することが大切です。
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