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建物内部への雨水の侵入を防ぐには、防水工事が必要です。
しかし防水工事を行うとしても、注意点は数多いです。
施工内容によっては、再び浸水を引き起こす可能性もあります。
防水工事にどのような注意すべき点があるのか、知るべき情報があります。
防水工事のため頻繁に用いられるのが、コーキング剤です。
コーキング剤には高い防水性を持つ素材が用いられます。
しかし、素材によっては注意すべきポイントがあります。
コーキング剤として普及しているのが、シリコンタイプのものです。
建物のひび割れた部分などを埋め合わせるため、防水工事に使用します。
しかしシリコン系のコーキング剤を使用する際の注意点として、汚れがあります。
コーキングした部分からシリコンオイル染みだして汚れを吸着するため、薄暗く変色し目立ってしまいます。
そこで、人目につく場所の防水工事を行うのであれば、ウレタン系のシーリング剤を選ぶのも判断の一つです。
ウレタン系のコーキング剤は比較的汚れに強いです。
広い面積の防水工事を行う場合には、防水シートを使用します。
防水シートをきちんと施工すれば、水の浸入をシャットアウトできます。
ただし注意点として、丁寧な施工が行われていなければ、防水シートが持つ本来の機能が発揮できません。
防水シートを使う注意点は、きちんと重ね代を確保する事です。
シートとシートの間には、どうしても隙間が生じます。
そのためシート間を重ね合わせて、水の浸入を防ぐ必要が出てきます。
この際に、継ぎ目を重ね合わせて施工できているかどうかが大事です。
業者によっては、十分な重ね代を確保していないケースもあり注意が必要です。
また、防水シートを固定するためのタッカーも、適切な間隔で施工しているかが肝心です。
住宅で浸水しやすい箇所であるのが、サッシ部分です。
住宅の施工時にサッシ部分の隙間が残ったままであると、そこから雨水が浸入します。
そのため住宅のサッシ周りに浸水がないかどうか、重点的にチェックを行います。
注意点であるのが、一度コーキング剤などでサッシの隙間を埋めたとしても、再び隙間が生じる問題です。
原因の一つは、肉痩せするコーキング剤を使用したためです。
この場合、再びコーキング剤で隙間を埋め合わせます。
また他にも、コーキング剤がサッシ周りから離剥してしまい、浸水を引き起こすケースに注意が必要です。
シリコン系などのシーリング剤は、塗装とあまり相性はよくありません。
そのため防水工事を一度施工した部分が、剥がれる場合があります。
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