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風荷重や鷹職人に必要な知識などについてご紹介します

 

高い建物を建てるうえで足場は必須です。

しっかり組まれた足場があるからこそ

とび職の方々は安心安全に作業をおこなうことができるのです。

今回は、風荷重や鷹職人に必要な知識などについてご紹介します。

 

 

風荷重について

例えば何かロープで釣られながらとなると、動ける範囲もできることも限られてしまいます。

ただ足場自体が脅威となることも、突風で倒壊する様子をテレビなどで見たことはありませんか。

高さがあるため風の影響も考えなければならないのは当然、

計算して建てられていたでしょうが風荷重以上の力が加わってしまったのです。

風の影響によりどれくらいの荷重がかかるか、それを風荷重と言います。

足場の構造計算の最初に考えねばならない数値です。

具体的には設定風速を求めることになります。

どれくらいの風が吹くのかを数値で表すということ、

その為に必要となるのが「基準風速・台風時割増係数・瞬間風速分布係数に割増係数」の4つで

これらを掛け合わせることで風荷重が出てくるわけです。

ちなみに、基準風速は14、台風時割増係数は中国・九州地方は1.1で

沖縄や鹿児島は1.2、あとの地域は1.0と考えればよいでしょう。

台風が多い地域は風荷重を高めの設定にしておくことで、

ある程度の突風は耐えられる計算にするわけです。

瞬間風速分布係数は地上からの高さによるもの、

海上や田園地域・一般市街地など周りがどういった環境にあるのかと

足場の高さが分かっていれば出てきます。

割増係数は近接高層物によるもの、

ビル風という言葉もあるように周りの建物が風の強さに影響するわけです。

 

 

鳶職人に必要な知識

鳶職人には、風荷重の計算には構造力学・流体力学といった知識が関係してきます。

基礎とは言え、ある程度は知っておく必要があり、何も知らない素人だと難しいでしょう。

もしも風荷重を軽く見積もっていると足場が倒壊し、

その上で作業していた者たちは自身も含め皆が大けがをしてしまいます。

高い所から落ちたりモノが降ってきたりして、当たり所が悪ければ命のキケンさえあるのです。

当然、周囲の住宅や住民・何も知らずにたまたま歩いていただけの一般の方が

犠牲となることもあるかもしれません。

足場でも、2階3階の高さと高層ビルの上層階とでは風荷重もまったく違ってくるわけで、

正しい知識で足場をくみ上げ安全に気を配りながら作業をおこなわなければなりません。

 

 

今回は、風荷重や鷹職人に必要な知識などについてご紹介しました。

風荷重は、風の影響によりどれくらいの荷重がかかるかのことを言い、

「基準風速・台風時割増係数・瞬間風速分布係数に割増係数」の4つを

掛け合わせることで風荷重が出てきます。

また、鳶職人には、風荷重の計算には構造力学・流体力学といった知識が関係してきます。

正しい知識で足場をくみ上げ安全に気を配りながら作業をおこなう必要があります。