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建築工事で見かける組立てた足場にもそれぞれに名前があるの?

2021/11/26

 

足場は建築工事において、

高所作業を行う作業員の足掛かりになるために組立てられたものになります。

材料としては鉄パイプが一般的ですが、昔は丸太などの木材が足場として利用されていました。

もちろん、現在でも使用するケースもあるでしょうが、

この設備、いくつもの種類・名前があることをご存知でしょうか。

名前によってその役割も異なります。

今回は、建築工事で見かける足場のそれぞれの名前についてご紹介します。

 

 

枠組み足場

高所作業の現場でもっとも使われている足場の名前です。

鋼管を溶接した作った建枠に、脚注ジョイントであったり、

ジャッキ型のベース金具、床付き布枠などの部材を組み合わせるのが特徴です。

外壁塗装工事をイメージするとわかり易いでしょうが、外壁に沿って設置されています。

軽さ、強度、解体がラクといったメリットから利用されていますし、

ハンマーを使わない組立てになるので、閑静な住宅地でも騒音トラブルが少ないようです。

 

 

くさび式足場

ハンマーを使わない足場がある一方で、

部材の接続部分にくさびという金具を使うためにハンマーを打ち込む足場となるのがくさび式です。

一定間隔で鉄パイプを支柱として立てていきますが、それを立てるためにハンマーが使われ、

そこに水平材や斜材を固定していきます。

主に低層建築向けになり、こちらも解体がラクですし、狭小地となる場合には複雑な形状の建物になりがち、

そこにも対応できるために利用価値は高いようです。

しかし、近年では中層建築や高層建築でも組まれている設備になっています。

 

 

次世代足場

名前としてはピンとこない足場ですが、従来の足場は高さが足りない点がデメリットでした。

作業員の多くは男性ですし、身長もやや高めです。安全靴やヘルメットを着用するため、

これまでの組み方では腰をかがめて作業をする姿が頻繁に見受けられていました。

次世代式の場合、作業員の作業効率アップを図った内容です。

たとえば、枠組み足場と比較しても、足場内の空間は広めですから、

作業員同士が通り抜けやすくなっています。

抜け防止機能も強化してあります。くさび式と比較してもさらに軽量化されています。

 

 

建築物によって組まれている足場ですが、安全性はもちろん、

作業員の効率化、快適性までがしっかり考えられています。

建築物を完成させるためだけに設置され、完成してからはすぐに解体されるのですが、

劣化しないように保管にも細心の注意が払われています。

 

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